キタサンエージャン（1998年生、母キタサンコール）

キタサンエージャン（1998年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時12歳）と交配したキタサンコールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は古川優。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月24日、中1週で迎えた5戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したホーリーブラウンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3歳（2001年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナナコフレスコに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4歳（2002年）

2月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

5月25日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた18戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジャックタイリンに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月14日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったアイリーンズハートを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月10日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルクハイブリッドに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月8日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の鳥海山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2003年）

5月10日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた26戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。