レインボーチェイス（1993年生、母メイクミーレインボーズ）

レインボーチェイス（1993年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時21歳）と交配したメイクミーレインボーズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、インターアーチにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、エイシンビーナスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岸滋彦騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたオーバーザガルチ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1996年）

1月28日、中9週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月15日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインターネットを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンヒロタカを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（10戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

11月16日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

6月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた22戦目は、セラミーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったタガノゲールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた25戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。