パワーヒッター（2009年生、母ナイキショウリ）

パワーヒッター（2009年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「力のある打者」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時12歳）と交配したナイキショウリが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したスマイルゲートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったレオアクティブにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のハートヴァインをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2012年）

3月25日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

9月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

4歳（2013年）

4月20日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。