タイセイエルフィン（2020年生、母ヴァイスゴルト）

タイセイエルフィン（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+小妖精のような」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時16歳）と交配したヴァイスゴルトが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。主な勝ち鞍は2023年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月11日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月22日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた3戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったスマートアリオンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高畑皓一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユイガハマビーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のBBQファクトリー賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したチハヤブルランにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロデオスターを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るホワイトシャークを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の280.8万円以上（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月2日、中0週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のつる座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木間塚龍馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンパイアブーケに半馬身届かず2着となった。

11月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のガーネットスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木間塚龍馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、ラウンジセブン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木間塚龍馬騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮し、4着に入った。

12月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定戦のBSフジ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木間塚龍馬騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4歳（2024年）

1月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木間塚龍馬騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木間塚龍馬騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木間塚龍馬騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、ツアリーヌ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。