サクラリボルバー（2006年生、母サクラモラン）

サクラリボルバー（2006年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋回転式拳銃」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したサクラモランが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、地方23戦20勝2着1回。2011年の吉野ヶ里記念(KJ2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上昌幸厩舎（水沢）へ入厩。

3歳（2009年）

10月10日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は517kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウサンチップに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセスビジューに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオウシュウスターに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2010年）

6月13日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンザンセレーネに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルシゲコンドルに約11馬身の大差をつけてファンの期待に応えた。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチクシダイオーに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月1日、中2週で迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアポートドリームに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレークダンスに8馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月12日、中3週で迎えた9戦目は、セプテンバー特別（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノボイスに7馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノカルミアに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

10月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャコープレシャスに6馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルクスペリオールに5馬身の差をつけて10連勝を達成した。

12月5日、中2週で迎えた13戦目は、長崎街道北方宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノボイスに5馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

12月25日、中2週で迎えた14戦目は、ディセンバー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリオンザピカイチに5馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

5歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（8戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤレゾンに7馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

3月19日、中9週で迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、佐賀あんびゃーよかスプリント特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオリオンザピカイチに3馬身の差をつけて連勝数を14に伸ばした。

4月23日、中4週で迎えた17戦目は、新緑特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドレインボーに2馬身半の差をつけて勝利数を16に伸ばす

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（11戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリオンザピカイチに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（12戦11勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカズノミラクルに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（13戦12勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネサブリナに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、KJ2の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマンオブパーサーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2012年）

9月29日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山口勲騎手（14戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。