ウインジェルベーラ（2015年生、母コスモマーベラス）

ウインジェルベーラ（2015年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ガーベラ（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時6歳）と交配したコスモマーベラスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方1戦0勝。2017年の函館2歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月8日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルレーサーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカシアス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月12日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3歳（2018年）

5月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた5戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2019年）

1月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。