カシアス（2015年生、母ラブディラン）

カシアス（2015年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時12歳）と交配したラブディランが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。2017年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入った他、2018年のボビールイスクオリティー(豪・G2)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月18日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ナンヨープランタンにアタマ差交わされて2着となった。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキングキングキングに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインジェルベーラをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったタワーオブロンドンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（7戦2勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月1日、12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、G2のボビールイスクオリティー（オーストラリア・フレミントン芝1200m）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月30日、M.ザーラ騎手を鞍上に迎えて、10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったTrekkingから1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月13日、K.マカヴォイ騎手を鞍上に迎えて、11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2019年）

3月2日、ハンデ戦のホイステッドハンデキャップ（オーストラリア・フレミントン芝1000m）に出走。鞍上はM.ザーラ騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月20日、ハンデG3のヴィクトリアハンデキャップ（オーストラリア・コーフィールド芝1400m）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。