第36回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

カシアスが先陣を切る展開、そのあとに続くエントシャイデン、ラムセスバローズ、アンブロジオ

カシアスがハナを奪う形となり、後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。2番手にエントシャイデン、ラムセスバローズ、アンブロジオらが並ぶ。その直後、コスモイグナーツ、ファストアプローチ、ペイシャルアスらが5番手の好位につける。デルタバローズ、アイスフィヨルド、イサチルルンルン、リョーノテソーロ、ケイアイノーテックらは中団後方の位置取り。後方2番手の位置でじっとして力を温存するのはカツジとカイザーメランジェ。最後方にゴールドギアがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、カツジが負けじ魂を発揮してゴール前の熾烈な闘いを頭差でモノにする

先頭はカシアスでリードは1馬身。単独の2番手にエントシャイデンが続く。そのすぐ後ろ、コスモイグナーツとラムセスバローズが3番手。1馬身離れて、デルタバローズ、アンブロジオ、ケイアイノーテック、カイザーメランジェらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、先行勢がなかなか止まらない中、5番手から抜け出したのは1番人気のケイアイノーテック。そのまま押し切る態勢だったが、中団後方にいた2番人気のカツジが目を見張るような末脚を爆発させてケイアイノーテックを捉えると、最後はアタマ差だけ先んじて勝利を収めた。2着のケイアイノーテックから3/4馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置から力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったデルタバローズが入った。そこからハナ差遅れた4着には、中団後方で直線を迎えた12番人気のゴールドギアが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、同じく中団後方にいたアイスフィヨルドが食い込んだ。