ラムセスバローズ（2015年生、母Devious Intent）

ラムセスバローズ（2015年3月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「『ラー神の創造した者』の意味を持つ古代エジプトの人名より＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のCurlin（当時11歳）と交配したDevious Intentが7歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2018年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月21日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたオブセッション決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコハクノユメに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたダンケシェーン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月4日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエントシャイデンを3/4馬身振り切って2勝目を収める

4月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月24日、中6週で迎えた8戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたフォギーナイト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2019年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

9月1日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上はW.ビュイック騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

5歳（2020年）

2月1日、中9週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの天王寺特別（阪神ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上はC.ルメール騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月7日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

6歳（2021年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、睦月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロイヤルペガサスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月9日、中6週で迎えた19戦目は、円通寺坂賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したショコラティエールにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月28日、中6週で迎えた20戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた21戦目は、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月16日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、シトリン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7歳（2022年）

1月4日、中6週で迎えた23戦目は、招き猫特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスプリットロックに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

2月1日、中3週で迎えた24戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた25戦目は、観音坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、山吹特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた27戦目は、牡丹特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、撫子特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた30戦目は、鳳仙花特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた31戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、ファインニードル特別（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月1日、中3週で迎えた32戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた33戦目は、OROターフ特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた34戦目は、新涼特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた35戦目は、セプテンバーカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。