アンブロジオ（2015年生、母アンティフォナ）

アンブロジオ（2015年3月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「キリスト教聖歌の一つ。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のローズキングダム（当時8歳）と交配したアンティフォナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2018年のファルコンステークス(G3)で4着に入った他、2018年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月2日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスズカフェラリーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月28日、中7週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブショウを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエングローサーをクビ差振り切って制した。

3歳（2018年）

1月27日、中8週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリョーノテソーロ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月17日、中6週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

6月16日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のマサノヒロインを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

8月11日、中7週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月13日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリナーテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたキャプテンペリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2019年）

2月11日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大阪―ハンブルクカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月8日、中8週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月28日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立志ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5歳（2020年）

3月1日、中8週で迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月31日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月3日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアリンナにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月4日、中8週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月21日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

6歳（2021年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月29日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2022年）

2月5日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルアッシュから8馬身差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったインビジブルレイズから半馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中7週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のイベリアに6馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

8歳（2023年）

1月21日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月28日、約6か月の休み明けで迎えた34戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9歳（2024年）

2月10日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。