ヤサカジョーカー（1990年生、母フラワーカーペット）

ヤサカジョーカー（1990年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のインデエアンキング（当時12歳）と交配したフラワーカーペットが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

9月12日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ラグナロックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

3歳（1993年）

1月31日、中4週で迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカリスタプリンスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4歳（1994年）

2月18日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のコンポーザーを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

5月22日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦2勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

7月24日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武藤善則騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサンゼンクリスタルに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月11日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

5歳（1995年）

5月7日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月9日、中8週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武藤善則騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（9戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

11月26日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（8戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

6歳（1996年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上900万下の常陸特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（10戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（11戦2勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手（12戦2勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカオリピーク決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月25日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の行川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた28戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、アイアムザウィナーに半馬身交わされて2着となった。

11月16日、中9週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

7歳（1997年）

7月12日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（14戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（15戦1勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（16戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた34戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

11月16日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた36戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。