エラボレーション（1996年生、母スプリングブレイク）

エラボレーション（1996年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時7歳）と交配したスプリングブレイクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月7日、デビュー戦は田村宏之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第3戦（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田村宏之騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

10月2日、中9週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチゴハヤブサに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2000年）

1月5日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナイスファッションを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

3月4日、中5週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月23日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したヤサカリングに半馬身届かず2着となった。

11月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノエリザベスを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（11戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヨシファンタジアに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（12戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスクアフリートに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月10日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（15戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた32戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（16戦3勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。