ヨシファンタジア（1997年生、母シアトルシンフォニー）

ヨシファンタジア（1997年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したシアトルシンフォニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノカグヤヒメに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ムッシュアローに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、センダンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスナークアカデミーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月30日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエラボレーションを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

4歳（2001年）

1月20日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のホクトブルーバードに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月24日、中4週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月29日、中3週で迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の筑波山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5歳（2002年）

1月20日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

8月17日、約7か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた28戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。