ミヤビキセキ（2001年生、母ライトウインズ）

ミヤビキセキ（2001年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したライトウインズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方11戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2-11 12。

経歴

デビュー前

熊坂光広厩舎（船橋）へ入厩。

4歳（2005年）

1月2日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は475kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロマネコンティワンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月18日、中6週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、タイコウハンニバルに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスペシャルセンスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラッキーエイトに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、一般C3四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、メインザナゲットに交わされて9馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5歳（2006年）

3月21日、約9か月半の休み明けで迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマキバシコウテイに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3十11（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイシノマウンテンに4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のセイナンフォースに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンドショウグンに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラッシングダイヤに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。