トウカイステラ（1996年生、母ツジノダイアナ）

トウカイステラ（1996年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時8歳）と交配したツジノダイアナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の鏑矢特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

7月11日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイチフラワーに2馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のヌーベルゲランに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2000年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエレガントレガーロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

2月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた10戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の気仙沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドストリームに半馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジーティーチャンプをハナ差制して3勝目を手に入れた。

8月26日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月21日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（4戦2勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のバーデンフォンテンに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

6歳（2002年）

3月31日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（5戦3勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で蓑島靖典騎手（6戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。