バーデンフォンテン（1998年生、母フラッシュアワー）

バーデンフォンテン（1998年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したフラッシュアワーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。戦績は、中央平地24戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年の疾風特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井峯吉から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、吉橋計によって630万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドヴィーナスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、マイネカプリースに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、エイシンモントークに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラファンタジーに3馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の内房特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイステラから1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4歳（2002年）

6月16日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のリンガスハンターに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦をモノにした。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ナイキアヘッドに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のホシスコープに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月24日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後はドリームシンデレラと並んで2着同着となった。

9月22日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホシスコープから1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

5月25日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梶晃啓騎手（6戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で梶晃啓騎手（7戦2勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

12月20日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で梶晃啓騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

6歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた21戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた23戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた24戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。