キクノビースト（2020年生、母ドナメジャー）

キクノビースト（2020年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+野獣」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したドナメジャーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日西牧場。主な勝ち鞍は2024年の宏哉&史未菜結婚1年☆善あや32年目記念特別編成(一般C2二)。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月15日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に終わった。

3月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4歳（2024年）

2月14日、約11か月の休養明けで迎えた4戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メラヴィリオーザに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、宏哉&史未菜結婚1年☆善あや32年目記念特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のグラシアーノに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、「提督杯」（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイヴェリテに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月15日、中3週で迎えた10戦目は、純烈・酒井一圭50歳手前記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラシアーノに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

12月15日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。