ブイビャクダン（1998年生、母ロングメルシー）
V.Byakudan
1998.03.31
ブイビャクダン（1998年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時10歳）と交配したロングメルシーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は久井牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、中央障害12戦0勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利(牝)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、久井牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。
池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2000年）
6月11日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。
6月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。
7月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。
7月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
3歳（2001年）
1月7日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。
1月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ロングクリムゾンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
2月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。
3月11日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
3月25日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。
4月1日、連闘で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
4月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオペラシアターを上がり4位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。
5月4日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に敗れた。
5月20日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
6月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。
6月17日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。
7月1日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
7月8日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。
4歳（2002年）
1月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。
1月19日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。
2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。
6月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた21戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。
7月20日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。
8月4日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
8月18日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月8日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月22日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
10月6日、中1週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。
5歳（2003年）
6月1日、約8か月の休養明けで迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月15日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシータカオーから5馬身差の2着となった。
7月12日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月10日、中3週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。
9月6日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
9月14日、連闘で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
10月5日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた35戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。
12月2日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。
12月10日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた37戦目は、白鶴まるカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。
12月24日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上B2-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。
6歳（2004年）
1月3日、中0週で迎えた39戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。
1月14日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。
1月28日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。
2月11日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上B2-3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。
2月24日、中1週で迎えた43戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、梅のまち 御津特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。
3月10日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上B2-2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。
4月6日、中3週で迎えた45戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。
4月20日、中1週で迎えた46戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。