カケダシ（2010年生、母ブレスマイスターズ）

カケダシ（2010年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「駆出し、新人」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時15歳）と交配したブレスマイスターズが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、山岸桂市によって2,625万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアンブリッジをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたポップジェムズ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月1日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月19日、中9週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1400m 雨/不良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月22日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

12月21日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず15着に終わった。

12月5日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

6歳（2016年）

2月27日、中8週で迎えた25戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

8月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。