テンシノサンディ（2003年生、母カンブリアンヒルズ）

テンシノサンディ（2003年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時11歳）と交配したカンブリアンヒルズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は伊藤牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、伊藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、杉谷桝夫によって588万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月16日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月3日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグラスオペラを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイウンヨコノテニを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデザートフラワーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のショックウエーブに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサクラブロードをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

2月12日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクワントミアモーレを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月27日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は青柳健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルゲンジを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルシンジラを上がり0位の末脚で半馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

12月23日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2008年）

2月11日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳健一騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月16日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳健一騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳健一騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳健一騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。