リネンロイヤル（2009年生、母シャコージュノー）

リネンロイヤル（2009年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王族」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したシャコージュノーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のこぶし賞(C2 17)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、嶋田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、嶋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、嶋田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって210万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月3日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、マルーチに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクラウンモンローに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた9戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラウンガルーダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、こぶし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のカンファーバトルを半馬身振り切って3勝目をマークした。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第15戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、チャレンジシリーズ第20戦（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、チャレンジシリーズ第22戦（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナンブヒリュウを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエネルジコをアタマ差捉え切れず2着となった。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ブラックレインに交わされて2馬身差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた18戦目は、チャレンジシリーズ第27戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた19戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第29戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。