サイキョウレディー（2007年生、母シャドウポエム）

サイキョウレディー（2007年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時17歳）と交配したシャドウポエムが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、地方19戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の松井駿祐記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、田中裕之から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、幾千世牧場によって105万円で落札された。

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2009年）

11月26日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（6）（笠松ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月19日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコパノフルミタマに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンダリンオヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

5月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月27日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフレンドパライバにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、コパノフルミタマにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月24日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったダイゴゴダイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスカイビスティーと並んで2着同着となった。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の松井駿祐記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイノセントメイデンに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のずっと応援☆笠松けいば記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、高森紀夫杯（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったプリティエンジェルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C29（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスタートップレディに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルチルクォーツに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

4歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、大垣共立銀行パディントン杯（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったショコランに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月6日、連闘で迎えた18戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスタートップレディをクビ差振り切って5勝目をつかんだ。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。