ホワイトホープ（1995年生、母ハイオクターブ）

ホワイトホープ（1995年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時7歳）と交配したハイオクターブが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の六日町特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

6月7日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は522kg。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のキラリヒカルをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4歳（1999年）

3月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカムイシチーに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズカリオンを鮮烈な末脚で半馬身差し切って3勝目をつかんだ。

9月4日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったピサノガレーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

11月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘイアンウインザーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。