ヘイアンウインザー（1995年生、母Explosive Girl）

ヘイアンウインザー（1995年3月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のMeadowlake（当時12歳）と交配したExplosive Girlが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地29戦5勝2着6回、地方8戦0勝。1997年のシクラメンステークス(オープン)に勝利した他、1998年の菜の花ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアムアブラザーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルラヴをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月13日、中7週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のトーヨーメゾンに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（1998年）

2月7日、中7週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタマモタクトにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったトキオパーフェクトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月26日、中5週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

11月15日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、抜け出したリキアイワカタカに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1999年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったハートマンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったタヤスケーポイントにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上1600万下の京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた15戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の春嶺ステークス（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月31日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のホワイトホープに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、D.ブラッドレー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヴィエントシチー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5歳（2000年）

1月15日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリワードアイゼンをクビ差振り切って制した。

2月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（4戦2勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月14日、中5週で迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6歳（2001年）

9月1日、約16か月の休養明けで迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた27戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7歳（2002年）

2月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた29戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

5月6日、中3週で迎えた32戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた34戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1190m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月24日、中0週で迎えた36戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた37戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。