リワードアイゼン（1996年生、母リワードルンゼ）

リワードアイゼン（1996年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時10歳）と交配したリワードルンゼが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の春風賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグワンシチーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサウスヴィグラスにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のノゾミンをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

10月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

11月13日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のワールドフェイマスに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

12月18日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の師走ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦3勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたグラスグラード決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったヘイアンウインザーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

11月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた13戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワジュリエットに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月10日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（10戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（11戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のムーンクラフトに5馬身の差をつけて制した。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月18日、約8か月の休み明けで迎えた18戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（12戦5勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月3日、中2週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

10月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（14戦5勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（15戦5勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7歳（2003年）

2月1日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。