マッキーマックス（2000年生、母クリアーチャンス）

マッキーマックス（2000年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最大」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したクリアーチャンスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田三郎。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。2006年の産経大阪杯(G2)で2着に入った他、2006年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月8日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネヴィアーレに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月12日、中4週で迎えた2戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したサイレントディールにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスターイレブンをクビ差振り切って2勝目を手にした。

2月21日、中5週で迎えた8戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月9日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5歳（2005年）

5月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず最後はタカラシャーディーと並んで9着同着となった。

10月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメジロトンキニーズに2馬身半の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

4月2日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたカンパニー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月30日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。