タカラシャーディー（2000年生、母オオクラダンサー）
Takara Shaadi
2000.03.31
タカラシャーディー（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時14歳）と交配したオオクラダンサーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井 孝一。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方24戦10勝2着2回。2003年の青葉賞(G2)で2着に入った他、2003年の毎日杯(G3)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、酒井孝一から「北海道9月市場サラブレッド1歳」と「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。
佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2002年）
4月11日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月18日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラリーウィナーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。
5月30日、中5週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月3日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。3着に入った。
7月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。
8月24日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。
3歳（2003年）
1月18日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアスクジュビリーに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦をモノにした。
2月9日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラントゥザフリーズを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。
3月29日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユートピアを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて重賞ウィナーの称号を奪取した。
5月3日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったゼンノロブロイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
6月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦2勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。
10月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。
4歳（2004年）
11月6日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた13戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。
11月27日、中2週で迎えた14戦目は、G3の京阪杯（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（6戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。
12月26日、中3週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2004ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5歳（2005年）
1月5日、中0週で迎えた16戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
6月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず最後はマッキーマックスと並んで9着同着となった。
6歳（2006年）
9月13日、約15か月半の休養明けで迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
10月6日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。
11月16日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
7歳（2007年）
5月5日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイテキドリームに約14馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。
5月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスナークキララに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。
6月10日、中1週で迎えた23戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンレチェを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
7月1日、中2週で迎えた24戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカナザワノユメに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
7月15日、中1週で迎えた25戦目は、金沢競馬売店組合才田売店杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルギフェロンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
8月5日、中2週で迎えた26戦目は、百日草特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。
9月17日、中5週で迎えた27戦目は、『一期一会』開店5周年記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケイチミリオンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。
10月1日、中1週で迎えた28戦目は、玉簾特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギフェロンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
10月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンザンイカヅチに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
11月4日、中2週で迎えた30戦目は、まんりょう特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンキングロウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
11月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のツルギフェロンをハナ差振り切って勝利数を12に伸ばす
12月3日、中1週で迎えた32戦目は、ふうりん草特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で米倉知騎手（11戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
12月24日、中2週で迎えた33戦目は、クリスマスイブ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で米倉知騎手（12戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオーバーカム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
8歳（2008年）
1月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で米倉知騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
3月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた35戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、元気です!能登特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。
4月7日、中1週で迎えた36戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。
5月3日、中3週で迎えた37戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。