シンソブリン（1984年生、母シンサーザンクロス）

シンソブリン（1984年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時10歳）と交配したシンサーザンクロスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方11戦0勝。1986年のききょう特別(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月13日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナンシンベルに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょう特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったニホンピロクリアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳400万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のアイチゴールドをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

11月22日、中6週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、柴田光陽騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩元市三騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた12戦目は、3歳オープンの葵賞（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（10戦2勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳900万下の白藤賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田光陽騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4歳（1988年）

4月3日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、若草賞（三条ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、谷川岳特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた16戦目は、立夏特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、青葉特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、水無月特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で根岸良昌騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月19日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、高橋隆騎手を鞍上に迎えて、佐渡特別（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた21戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月17日、中0週で迎えた23戦目は、越後七浦特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、かもしか賞（三条ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。