ホウエイセイコー（1989年生、母ラツキーサウンド）

ホウエイセイコー（1989年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハイセイコー（当時19歳）と交配したラツキーサウンドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ミホノブルボンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1992年）

2月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、タイマーメードに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ガーネットバンブーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のリュウフロリストを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4歳（1993年）

3月7日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月13日、連闘で迎えた11戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシージニアスに6馬身の差をつけて優勝

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は溝橋秀吉騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（14戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったトウカイスマイルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアグネスゼウスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月1日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマグマアタッカーに7馬身の差をつけて優勝

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた25戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。