ラブリースキャット（2005年生、母クリラヴド）

ラブリースキャット（2005年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしいスキャット」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時17歳）と交配したクリラヴドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2 35。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月6日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバブルガムフラワーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた5戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったピーチカップから2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般D2-2（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般D2-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4歳（2009年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（8戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた13戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったティアップアケヒメにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマウンテンボスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月25日、中1週で迎えた19戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた20戦目は、室蘭やきとり賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、一般D1-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般D1-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、サッポロスーパークリア賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、うまレター特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、アポイ岳アポイアザミ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（13戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャプテンローに2馬身の差をつけて3勝目を収める

5歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた28戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた29戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた30戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳健一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳健一騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。