ハッピーファースト（2015年生、母ハイヌーン）

ハッピーファースト（2015年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸せの一等賞」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時17歳）と交配したハイヌーンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2019年のファイナルレース(一般C3-8)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

6月10日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月2日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、葉ニンニクのすき焼き特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカネトシピュールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったカネトシピュールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

1月1日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったイナロアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンクスゼロに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエメラルキセキをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルオキサワラに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、梅花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメメントを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、ハクモクレン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイナロアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、チューリップ特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、祝・誕生日・尚美特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。