カネトシピュール（2015年生、母カネトシディザイア）

カネトシピュール（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋純粋な（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したカネトシディザイアが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。2020年の御厨人窟賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月25日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

3歳（2018年）

8月11日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に敗れた。

9月29日、中6週で迎えた4戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた5戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、山北みかん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、葉ニンニクのすき焼き特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーファーストに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーファーストに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2019年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、梶原哲朗お正月特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシオラパルクに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のセトノブルグに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、ロウバイ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーアバカラに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、フリージア特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のアナザーサイレンスに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月14日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールドアドミラルに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、チューリップ特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐原秀泰騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のグリターテソーロを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月25日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐原秀泰騎手（10戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタケデンタップを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

7月6日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で佐原秀泰騎手（11戦9勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、岡山県ももたろう特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐原秀泰騎手（12戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインゴスペルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で佐原秀泰騎手（13戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロジテーストに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月16日、中3週で迎えた19戦目は、織田公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で佐原秀泰騎手（14戦11勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、にこ淵特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で佐原秀泰騎手（15戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた21戦目は、碧優1歳記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で佐原秀泰騎手（16戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインゴスペルに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

5歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた22戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォンスに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、桑田山特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（17戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた24戦目は、今ノ山特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（18戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハーツジュニアをクビ差振り切って勝利数を14に伸ばす

3月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（19戦13勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナリタポセイドンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月29日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の御厨人窟賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（20戦14勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラレグナムに1馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

5月4日、中4週で迎えた27戦目は、地方重賞の福永洋一記念（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（21戦15勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（22戦15勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた29戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（23戦15勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（24戦15勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般A2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（25戦15勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。