アナザーサイレンス（2015年生、母サイレンスブランド）

アナザーサイレンス（2015年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時6歳）と交配したサイレンスブランドが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2019年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月4日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月22日、中7週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた9戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2019年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラプレシオーサを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、祝大恵陽子誕生日特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したアドナルシーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクラフツマンシップをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のグルースに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、フリージア特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネトシピュールを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、連闘で迎えた18戦目は、菜の花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

3月27日、中0週で迎えた19戦目は、ハクモクレン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、のぶお氏社長就任特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた21戦目は、坂本和泉誕生日特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったハタノガナールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、田舎寿司特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた24戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、新ショウガ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、高橋光4歳誕生日特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた28戦目は、初子さん定年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月25日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村卓弥騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡村卓弥騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた33戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したミユキディオニソスに半馬身届かず2着となった。

11月9日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったワンダーグロウスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったリーダーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。