マグピーソング（2008年生、母マルターズマグピー）

マグピーソング（2008年6月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カササギの歌。母名より」。毛色は芦毛。種牡馬のアポインテッドデイ（当時7歳）と交配したマルターズマグピーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地9戦0勝、地方30戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2012年の笠松競馬発展祈念第2戦(一般C19)。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

5月28日、中7週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月27日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリティピンクに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、一般C32（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のボブリンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ベニトンボにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったムーンライトドレスをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月27日、中3週で迎えた11戦目は、笠松競馬発展祈念第2戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオグリブラックに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月20日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

9月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

11月18日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた17戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジヤマパレードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月31日、連闘で迎えた19戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したドナアンカーに3/4馬身届かず2着となった。

5歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドナアンカーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月21日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったキョウワプロミスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエーシンリューモンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったチャイナキッスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた28戦目は、吉良川町の町並み特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチャイナキッスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月21日、連闘で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた34戦目は、祝さおり25歳特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた35戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3チ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた39戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。