トーセンエスクード（2020年生、母トーセンアルバータ）

トーセンエスクード（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+盾(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時12歳）と交配したトーセンアルバータが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月12日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったボーンイングランデに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったポリーフォリアに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2023年）

1月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のライクアフラワーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中8週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したスピードオブライトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月21日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノピウモッソをクビ差振り切って2勝目を手にした。

4月21日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したアシャカタカにハナ差届かず2着に惜敗した。