スピードオブライト（2020年生、母サイレントソニック）

スピードオブライト（2020年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「光速。音速を超えたスピードに期待して。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したサイレントソニックが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。2022年の京王杯2歳ステークス(G2)で3着に入った他、2023年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマルチャンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2023年）

1月9日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月12日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンエスクードに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月3日、中7週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタツダイヤモンドをアタマ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

4歳（2024年）

1月14日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（8戦3勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユキノファラオに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（9戦3勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。