ヤマニンカホン（2018年生、母ヤマニンシェリル）

ヤマニンカホン（2018年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+箱楽器(西)」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時21歳）と交配したヤマニンシェリルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2022年のサマーアタック(一般B C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた5戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C30（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンイレブンに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、菊人形賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサマーローヤルに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、ペンタス特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャフレンチに約18馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、オリオン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4歳（2022年）

1月13日、中3週で迎えた10戦目は、姫烏頭賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、晃世1歳おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーレムシャドウに約13馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、草萌賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた13戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、IZM57賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、キセキタイムに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のサクラトラジャーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（8戦4勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、ウマ娘シンデレラグレイ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウイナセに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、屋形船賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（9戦4勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ジオルティに半馬身交わされて2着となった。

6月2日、中2週で迎えた18戦目は、連続開催!第4回中京競馬（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

6月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパッドゥラパンに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、サマーアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のシンゼンミラクルに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月29日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定オープンの撫子争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で深澤杏花騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、カサブランカ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で深澤杏花騎手（7戦4勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

9月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、岐阜信用金庫笠松支店記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で深澤杏花騎手（8戦4勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月17日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、アンドロメダ特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で深澤杏花騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、秋時雨賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。