サングリアロッサ（2015年生、母マスターチアフル）

サングリアロッサ（2015年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワインの一種＋バラ（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時21歳）と交配したマスターチアフルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2019年の雪待月賞(C1-3)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月14日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月12日、中9週で迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリンデンブリューテに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、的場文男チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のテイエムブルグッコを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキミダケノヒーローに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月16日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスターダストライトに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2019年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のレアファルコンをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

1月13日、中0週で迎えた11戦目は、紅梅賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンダーオマージュに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月23日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（6戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、コブシ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンライズタキオンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、ウグイス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたポジティブスタンド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、清明賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（9戦5勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川慎将騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石川慎将騎手（12戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で石川慎将騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシラーグランツを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月3日、中3週で迎えた20戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で石川慎将騎手（14戦6勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた22戦目は、長崎街道佐賀宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた23戦目は、雪待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（16戦6勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズタキオンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月30日、中2週で迎えた24戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（17戦7勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（18戦7勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルニンジンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2020年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた26戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（19戦7勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた28戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（20戦7勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた29戦目は、コーラル特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（21戦7勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた30戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（22戦7勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた31戦目は、さがけいば最終レースは19時台3（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（23戦7勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた32戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた33戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。