ヘカティー（1999年生、母アニーブラウン）

ヘカティー（1999年1月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したアニーブラウンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着4回、中央障害6戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月6日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月17日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったミニーチャンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートルームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2002年）

8月17日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったニンナナンナに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のマルサヒロインに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ショウワシングンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2003年）

2月16日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5歳（2004年）

3月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた14戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月16日、中6週で馬体重を前走から30kg絞って迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエアバビロンに約12馬身の大差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月5日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

9月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。