マルサヒロイン（1999年生、母ユーワキャンディー）

マルサヒロイン（1999年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したユーワキャンディーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方27戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の兵庫クイーンカップ( 牝)。

経歴

デビュー前

17歳のとき、鈴木キヌ子から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヘカティーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月5日、中7週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリプトグラフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

1月3日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C8（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムローリエを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C7（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテネシースワンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3月19日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上C6（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C7（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクセツフラワーに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダーファイターを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月5日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバズマイハートに6馬身の差をつけて優勝

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のロングキャメロットを3/4馬身振り切って5勝目を収める

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、やしろメジロ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミルフォードトマトに5馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

8月12日、中3週で迎えた19戦目は、市島ワイン特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタガノムテキをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイキガウラを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のローレルイースターを半馬身振り切って8勝目を挙げた。

5歳（2004年）

5月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

6月1日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた24戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るネイビーズサンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って制した。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、海と空に出会える島家島特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルオードリーを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

7月28日、中3週で迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウルトラバードをクビ差振り切って10勝目を達成した。

8月18日、中2週で迎えた27戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月29日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、西宮酒ぐらルネサンス特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウェイザストロングに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月25日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のならヤマトポーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（2005年）

7月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ戦のサマークイーン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月25日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた32戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、加古川ツーデーマーチ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゲイリーマイハートを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月6日、中5週で迎えた33戦目は、紀州梅どり・梅たまご特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウイニングタッチ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7歳（2006年）

5月31日、約8か月の休養明けで迎えた34戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。