エプソムローリエ（1999年生、母エプソムレディー）

エプソムローリエ（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトロットサンダー（当時10歳）と交配したエプソムレディーが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、中央平地12戦0勝、地方28戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の日本・モンゴル民族博物館特別(A1)。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月26日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの弥生特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた6戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2003年）

1月3日、中6週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルサヒロインに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキダルタニアンに4馬身の差をつけて制した。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスウィフトリイを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウトキムネに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月2日、中4週で迎えた20戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンボリシャイアンを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月16日、中1週で迎えた21戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、黄桜かっぱ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトロットヒーロー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、闘竜灘特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るピンクキューティを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリアードラゴンに3馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月9日、中3週で迎えた25戦目は、星の都さよう特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた27戦目は、馬産地協賛がんばれ地方競馬特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリシャイアンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた28戦目は、大河内グリーンカップ（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた29戦目は、日本・モンゴル民族博物館特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユウキユキオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

10月15日、中3週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、狭山湖特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた31戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2004年）

5月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた32戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本秀幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月7日、中0週で迎えた36戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本秀幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた37戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本秀幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本秀幸騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。