ナイスキヨヒメ（1998年生、母ナイスリボン）

ナイスキヨヒメ（1998年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時13歳）と交配したナイスリボンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中村幸廣。戦績は、地方23戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の脊振賞(アラ系3歳)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場されたが主取りとなった。

坂井孝義厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2000年）

7月8日、デビュー戦は土井道隆騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエチゴレッドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーエイハンターに2馬身半の差をつけて制した。

8月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエチゴレッドを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

10月8日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーサカスズメに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーエイハンターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2001年）

5月19日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は土井道隆騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーバードダイヤに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月7日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は山下貴光騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのサマーカップ（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は土井道隆騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

11月15日、中8週で迎えた12戦目は、ケフェウス特設（佐賀ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホシノトップスターに交わされて2馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、門松特設（佐賀ダート1700m 小雪/重）に出走。鞍上は土井道隆騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上B1（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（5戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた20戦目は、ヒバリ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（6戦3勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、成松修一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた22戦目は、コマドリ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月13日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた23戦目は、オオルリ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（8戦3勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。