ステップワイズ（2009年生、母クラッシードレス）

ステップワイズ（2009年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「段階的な、一歩ずつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時12歳）と交配したクラッシードレスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の4歳。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2012年）

3月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のカンツバキ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月1日、中3週で迎えた13戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のツルノミカドを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月4日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したティンギーを差し切れず、3馬身差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったバンドネオンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月21日、中4週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったエイアイファンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた21戦目は、小野秀夫チーフ44年間おつかれ様記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた23戦目は、正人&亜希結婚記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

5歳（2014年）

1月22日、中2週で迎えた27戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4月2日、中7週で迎えた29戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3四五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月20日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた33戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。