ヤマノスイフト（1999年生、母メモリートウショウ）

ヤマノスイフト（1999年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のサニーブライアン（当時5歳）と交配したメモリートウショウが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は寺島義典。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2001年のチャレンジ(B 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、寺島義典から「2000年度北海道8月市場サラブレッド2歳、2000年度北海道10月市場サラブレッド2歳」及び「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2001年）

9月27日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったタツミソウハに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の中島記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチーフダンサーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラプリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したラブリータキオンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

3歳（2002年）

1月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3月17日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月25日、中9週で迎えた13戦目は、稲子善行騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のカンナ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアプローズユウコを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月10日、中3週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紫苑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、マリノヒカリに交わされて6馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったフリートハリケーンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳戦の野菊賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた20戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったオートハヤヒデをクビ差捉え切れず2着となった。

4歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。