フリートハリケーン（1999年生、母モブシラオキ）

フリートハリケーン（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時11歳）と交配したモブシラオキが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は正木茂夫。戦績は、地方26戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のフェイスフルサドル特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

粕谷清隆厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

11月23日、デビュー戦は米元圭騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマリンハリケーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米元圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米元圭騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米元圭騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米元圭騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスーパームーンと並んで1着同着となった。

3月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米元圭騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で米元圭騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米元圭騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

8月26日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦のツインパルス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサヒタートルに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヤマノスイフトに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、秋茜特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったダイタクリムジンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた13戦目は、疾風特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のコロモミキオーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンのベイシティカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦3勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジェフリーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスクオールグラスに5馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

4歳（2003年）

1月22日、中3週で迎えた17戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた18戦目は、フレンドリーホイップ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（8戦5勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの万緑特別（船橋ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（9戦5勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ダイタクリムジンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイタクリムジンに2馬身の差をつけて優勝

9月12日、中0週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアイアンハヤブサにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月15日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（14戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミツルトップワンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のノベンバー特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（15戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。