マリンハリケーン（1999年生、母マリンハネムーン）

経歴

デビュー前

1歳のとき、武牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、飯沼賢児によって955.5万円で落札された。

2歳（2001年）

11月23日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のフリートハリケーンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウコウローレルに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の春駒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンペラータイムに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月27日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

4歳（2003年）

1月23日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた5戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラビットヒリュウに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、春風特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したスルガジェントにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、花まつり特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、五月会盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、メイプルスプリングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、緑風賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したナムラショウブを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、美の山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミサトスパーキングをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、サンポンドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月17日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったブラウンデザートにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月25日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦のジュライ賞（大井ダート1390m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたナムラショウブ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月11日、中6週で迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、サクラカチドキに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた18戦目は、カムイユカラ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲヨシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

2月4日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したテラノコマンダーにハナ差届かず2着となった。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の水郷特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったゴシップコラムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6歳（2005年）

3月29日、約7か月半の休養明けで迎えた25戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。