シゲヨシ（1999年生、母フェリストウショウ）

シゲヨシ（1999年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したフェリストウショウが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、地方36戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のファビィレイン特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

川村嘉章厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2001年）

9月7日、デビュー戦は橋本直哉騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったマイウインドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（浦和ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

3歳（2002年）

1月16日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノシンオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月14日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるキャンドゥを差し切れず、6馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川勉騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川勉騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で細川勉騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の若役特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で細川勉騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で細川勉騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の藤袴特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で細川勉騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月10日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦の秋駒特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で細川勉騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて制した。

11月12日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で細川勉騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したパラダイスタイガーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で細川勉騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオタツミダケを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月19日、中2週で迎えた21戦目は、冬日和特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で細川勉騎手（14戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサエドッコをハナ差振り切って4勝目を掴み取った。

4歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3三（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で細川勉騎手（15戦4勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月14日、中9週で迎えた23戦目は、一般B3四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で細川勉騎手（16戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた24戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、緑風賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

5月29日、中0週で迎えた27戦目は、ペガサス賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングボスを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月30日、中4週で迎えた28戦目は、水無月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた29戦目は、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルスプリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

9月8日、中4週で迎えた30戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた31戦目は、カムイユカラ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマリンハリケーンに1馬身半の差をつけて優勝

6歳（2005年）

3月14日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた33戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた34戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた35戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイアイラッキーに半馬身届かず2着に敗北した。

7月1日、中4週で迎えた36戦目は、さざなみ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。