ゲイリーアジュール（1996年生、母ネイムオブローズ）

Gaily Azur

1996.04.30

ゲイリーアジュール（1996年4月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のShadeed（当時14歳）と交配したネイムオブローズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月13日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のメガジュールを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（1999年）

5月8日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4歳（2000年）

4月15日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月18日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。