マイネルドゥーナ（2015年生、母マイネフェリックス）

マイネルドゥーナ（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋砂丘（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時17歳）と交配したマイネフェリックスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2019年の4歳C3。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月11日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月12日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジジェットレディに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクローバーレッドを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイエムベアッコを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチークスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドパートナーに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったガーネットローズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のマガモ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルビーロマンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月10日、中0週で迎えた12戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサバイバルチャンスに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のヒナマツリを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

2月13日、中4週で迎えた14戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヴァルデックを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、北海道とうもろこし賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で見越彬央騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で見越彬央騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、千葉の海ウマみフェスティバル開催記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見越彬央騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた20戦目は、あま～いくきくきくきくき久喜の梨賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で見越彬央騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、世界へ響け四尺玉!鴻巣花火大会賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は見越彬央騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月17日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた25戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイクユアハートに5馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

4月23日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十十一十二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、サクラノハナビラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた28戦目は、西区あおいろアジサイ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見越彬央騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、浦和競馬で今なら当たる!SPAT4賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で見越彬央騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた30戦目は、文月特別（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦5勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた31戦目は、盛夏特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（8戦5勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた33戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（10戦5勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルドゥマンに8馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。