イブキローズマリ（1990年生、母チャンスポート）

イブキローズマリ（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のミリオンキャスパー（当時6歳）と交配したチャンスポートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方21戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のアルタイル特別(B2-1)。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

10月24日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したブライトリバーにアタマ差届かず2着となった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4歳（1994年）

4月3日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハンターネオに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C5-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフィロンドールに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノコクオーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のノースサカエに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のソヴリンハートに2馬身半の差をつけて優勝

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山中利夫騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリスクハートに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山中利夫騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のストックホールダーに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月16日、中3週で迎えた13戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山中利夫騎手（8戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトティージに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山中利夫騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルエコーに3/4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月12日、中1週で迎えた15戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山中利夫騎手（10戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤワスターに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5歳（1995年）

4月23日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山中利夫騎手（11戦10勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中0週で迎えた17戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山中利夫騎手（12戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山中利夫騎手（13戦10勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドストーンから1馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山中利夫騎手（14戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山中利夫騎手（15戦10勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月21日、中9週で迎えた21戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で山中利夫騎手（16戦10勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で山中利夫騎手（17戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（18戦10勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月29日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は岡田隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。